感性豊かな北翔大学の学生たち

 2021年10月23日(土)は、幼児教育コースの2年次生に実施している芸術鑑賞会がありました。

劇団四季ファミリーミュージカル「はじまりの樹の神話」には、昨年度、コロナ禍でやむなく中止となり鑑賞できなかった3年次生も参加することができました。観客を圧倒する表現とメッセージ性の高いステージに涙し、割れんばかりの拍手を送る学生たちの姿を見て、この豊かな感性を大事に育てたいと改めて思いました。劇団四季の方々にも感染症対策を含め、大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。

2年次生から、この経験をこれからに生かしたいとの嬉しい感想が寄せられましたので、ご紹介します。

 

(伏見 千悦子)

 

 

◯葉柴萌音さん

 歌やセリフ、音楽や舞台装置など、全てが豪華で迫力があり、とても感動しました。テレビや絵本などではなく、舞台という直接の場所で物語を見ると、自分自身もその世界に引き込まれるかのような気持ちになりました。ミュージカル全体を通して、生きるということの尊さ、命の繋がりの大切さというメッセージを歌や演技を通して感じることができました。一人一人の役者さんが、キャラクターの個性を細かな部分まで表現していて、見ていてとても面白かったです。

 保育の中では、絵本を読んだり歌を歌ったりと様々な物語や音楽に触れることが多いと思います。そのため、保育者自身が様々な芸術に触れ、多くの経験を積むことで、子どもたちに伝えられることも増えていくと感じました。

 

◯久保杏奈さん
 ダンスや歌声、いろいろな音源やシーンごとの演出などどの場面も迫力がすごくてとても感動しました。遠くからでもわかるぐらい表現力がとても豊かで歌声もすごい綺麗で物語の中にすぐに引きこまれました。出演者の方が上の方を見て演じているように見えて、席も上の方だったので龍から見た人間の姿はこんな感じなのかなと想像できるような場所にも感じてとても面白かったです。迫力ある演技の中でも、周りの人と支え合いながら生きることの大切さを伝えたいような物語の内容だったように感じました。また今とは違う時代と比べることで何気なく当たり前に過ごしている日々にも感謝の気持ちを忘れずに生活することが大事だと思いました。

 自分はたくさんの周りの人に支えられながら生きていることを改めて実感できるような時間になりました。感謝の気持ちを忘れずに周りの人と支え合いながら自分らしく生きることの意識を大切にしながら生活を送っていきたいと思いました。

 

◯吉田好呉さん
 高校生の時に芸術鑑賞会で劇団四季のリトルマーメイドを見ました。初めての劇団四季でとてもワクワクしながら見ていました。その頃の懐かしさをまた感じられました。
今回の内容はもともと知らないお話だったので展開が予想できず、終始ワクワクドキドキしながら見ていました。最初から歌とダンスの迫力がとても凄くて鳥肌が立っていました。歌の歌詞一つ一つにメッセージが込められていて、その言葉を聞いて感動していました。最後の方では感動して泣いていました。
「生きるって大切な誰かと一緒に笑いあうこと 生きるって大切な誰かと一緒に涙流すこと」
この曲が一番心に残って、帰りもYouTubeで調べて、ずっと繰り返し聞いていました。
私はこの歌詞を聞くと心が温かくなります。友達や家族と笑い合ったり、感動や涙を共有することは日常生活で普通にあることなので当たり前のように感じていました。今回のはじまりの樹の神話の話の中では生死についても触れている部分がありました。笑ったり泣いたりすることは「生きていく」ことに繋がる、生きている証。生きることは素晴らしいことなんだ。だからこそ支えてくれている家族や友達、先生方に感謝しながら将来に向けて歩んでいきたいと思いました。
歌の力、影響力は凄いと感じました。
森の中を歩くシーンでは、周りの木を動かして本当に歩いているかのように忠実に再現したり、一つ一つの小道具やセットの工夫なども見られて、遠くから見てても細かく作られていることが伝ってきました。
全部がうまく言葉に表せられないくらい本当にすごかったです。とても感動しました。
細かい工夫や歌の意味などを感じられるそんな舞台でした。

 私は保育でもこれらを活かして行っていきたいです。

 

◯鈴木真央さん
 劇団四季はじまりの樹の神話を鑑賞して、一体感がとてもすごいと思いました。
どのくらいの日々、どのくらいの時間を練習してあんな素晴らしい舞台を作り上げているのだろうと考えてしまいました。
それと歌にも凄く迫力があり、一人一人が精一杯に歌っていて歌詞一つ一つのフレーズが心に届きました。
「生きること」とはどんなことということを考えられる良い機会となりました。
「生きることは大切な誰かと一緒に笑い合うこと、涙を流すこと」という歌詞のフレーズが頭から離れませんでした。
 これからも、大切な人は当たり前な存在ではないと心におもいながら一日一日を大切にしていきたいと思いました。