オープンキャンパス 北翔LABO「子どもの好きな造形表現をたのしもう」

922日のオープンキャンバスの幼児教育コースの北翔LABOは、美術教育が専門の山崎先生による「子どもの好きな造形表現を楽しもう」でした。

幼児の造形表現は、完成度の高い作品を作り上げるのが大切なのではありません。日常生活の中で、美しいもの、優れたもの、心を動かす出来事に出会い、感じる心が育ちます。そして、それらを思わず表現してみたくなり、様々な方法で表現しようとするそのモチベーションやプロセスが大事だと言われています。

 そのことを、これから保育・幼児教育を学ぼうとしている高校生に、4歳児になったつもりで体験してもらいました。「自分たちが年長さんになった時に、新しい年少さんが園に入ってきます。その子たちが思わず笑顔になるように、保育室をお花いっぱいにしよう」というテーマで黒ペンで思い思いの花を描きました。

描いた後は、みんなの描いた花を見合いました。そこで、ちょっと刺激を受けたようです。

 その後、チョークで色を塗り魔法のティッシュでこすると、最初の色を塗った時とは違う様々な色合いの花ができました。驚きと喜びを感じていました。

 できたところでホワイトボードに並べ、保育室にたくさんのお花が咲き乱れました。描いた4歳児役の高校生が笑顔になるということは、園に入園した新入園児もきっと笑顔になることでしょう。

 保育の現場で実際に実践されていることを体験し、ぜひこれから保育者を目指して学んでいってほしいと願う一日でした。

 

  (工藤 ゆかり)