幼児教育コース3年生のゼミ活動をご紹介します。毎月1回、土曜日に江別市内の児童通所支援センターの子ども達が遊びに来てくれます。音楽遊びを中心に、体操や言葉遊び、運動遊びなどを行うので学生達はプログラムを考え、教材を準備します。ゼミ生の他にもボランティアで継続的に関わっている学生もいて、前に出て説明したり手本を示したりと子ども達との関わりを楽しんでいます。後には皆で反省会をして次回の活動に繋げます。学生の振り返りから抜粋します。
Mさん「音楽があることで言葉がなくても楽しく活動できると思いました。全体に伝わるような言葉がけをしたいと思います。」
Rさん「これまで先輩達の様子を見ていて、今回、初めて進行を担当しましたが、うまくできなかったので、もっと上手にできるようになりたいです。『音符列車』は音に合わせて体を動かすのでリズム感覚を養える遊びだと思いました。」
Yさん「前回よりも遊びを通して子ども達と深く関わることができました。また、子ども達は音楽遊びの時にリズムに乗っていて楽しそうだったし、サーキットの時にBGMとして聞こえてきた歌も一緒に歌いながら友達を応援していました。次回は時間を考えながら進めたいと思います。」
Sさん「子ども達の興味・関心を引き出すための言葉がけを意識して活動できました。ボランティア2回目でまだ慣れないことが多くあるので、一人一人のニーズに合わせた説明や援助ができるようになりたいです。」
Tさん「今日は、一人一人と関わることができました。音楽が始まると『よし、やるぞ』という気持ちになったり、曲が終わると切り替えがスムーズにできることに気づきました。」
Aさん「役割の中で積極的に関わり、子ども達から感想や次回にやってみたいことなどを聞くことができました。次回は、テンションが上がりすぎる子ども達への対応を工夫したいです。」
(伏見千悦子)
写真掲載については施設職員の方に許可いただいています。
「PCカンファレンス北海道2019」(2019/10/26 於 酪農学園大学)において、初等教育コース3年生が、「初等教育におけるICT活用への一考察」というタイトルで学会発表をしました。質疑では、他大学の諸先生から今後の研究へ多くの示唆をいただきました。
また、学生発表を対象とした「プレゼンテーションスキル賞 優秀賞」をいただきました。予期せぬ受賞に、学生たちは喜びとともに、今後に向けた大きな励ましをいただきました。幅広い視野で未来の学校教育を担ってくれることを期待しているところです。
(PCカンファレンス北海道:教育へのコンピュータ利用について研究協議するCIECを母体とする。)
なお、この研究会のポスターは北翔大学芸術学科4年の氏家諭くんの手によるものです。
釧路北陽高校吹奏楽部訪問!本学、音楽コース教員、千葉圭説が10月24日にワンポイントレッスンと本学の紹介を吹奏楽部員の方々に行いました。
写真はユーフォニアムとチューバの生徒さん、左端は顧問の高尾先生。(写真掲載は許可されてます。)
(千葉圭説)
今年度のゼミ研修では、釧路市立山花小中学校を訪問させていただきました。山花小中学校の小関校長先生をはじめ教頭先生、下村先生、各学級の先生方には、お忙しい中でご対応くださいまして心より感謝いたしております。
校長先生から訓話をいただいた後に、教頭先生が農園をご案内くださり、作物栽培が児童生徒の教育に役立つ点を伺いました。また、下村先生には学校内のご案内に加えてご指導と温かな激励をいただきました。
山花小中学校は、小中併置校として「小中一貫教育」の特徴点を有し、児童生徒に丁寧に対応し、特任校としての役割も果たしています。また、複式学級制により、児童生徒と教員の距離感が近いのも特徴点ととらえられます。
他にも、農園栽培学習、動物園学習、全校給食など、特色のある教育活動を実施しており、児童生徒はのびのびと学校生活を送っている状況を実感いたした次第です。
校長先生はじめ先生方からのご指導と併せて、複式授業の参観や体育の授業、昼休みの鬼ごっこなどを通じた児童生徒との交流も、学生にとって楽しくも貴重な体験になったのです。
お別れの時、授業でしたのに児童の皆さんが玄関まで来られ、記念写真には校長先生も快く加わってくださいました。バスが曲がるまで皆さんに手を振って見送っていただきましたこと、私たちは決して忘れません。
この度の研修では、山花小中学校訪問の他に石川啄木記念館である港文館、釧路湿原展望台、釧路市立博物館を見学し、教員志望の学生は学校教育と特別活動に関して学びを深め、心に刻まれる研修となりました。
下記は山花小中学校を訪問させていただいた学生の感想です。字数限度により書ききれてない点もありますが、子どもたちと接した思いを表しております。
R・F
児童との交流を通して、全ての上級生が下級生のお世話を丁寧にしている様子が印象的でした。名前を呼び、寄り添い優しい口調で話しかけている姿を何度も見かけ、とてもほっこりしました。
また複式授業を見学させていただいて、次に繋がる授業の終わり方と授業の見通しをもたせることが大切だと感じました。
M・D
初めて複式授業を見させていただき、子どもたちが自ら提示された授業の流れに沿い、学び合う姿がとても印象的です。
子どもたちとはキックベースや鬼ごっこ、給食を一緒に摂るなど、多くの交流をさせてもらいました。
M・M
全学年の児童が一緒に体育の授業を行っていました。高学年の児童が率先してグループの進め方や作戦を考え、下の学年の児童に教えながら一緒に楽しんでいる姿を見て、学年関係なく関わり、互いに良い刺激を受けながら学校生活を豊かにしていくことが大切だと感じました。
R・Y
複式学級を初めて見学させていただき、時間の区切りを大切にしていたり、カードを使って児童の学習状況をわかりやすくしていたりと多くの工夫を学ぶことができました。体育や休み時間は一緒に体を動かし、児童とたくさんの交流ができ充実した一日となりました。
A・K
複式学級の授業では、磁石のプレートがあり、声を出さなくても児童の学習進度が分かる工夫がなされていました。 主体的に学べるような先生の声がけがあり、児童の黙々と課題に取り組む姿がとても印象的です。
K・O
初めて複式学級の授業をみてとても勉強になりました。用語としては知っていた「わたり」と「ずらし」などを間近で見ることで実感できたような気がします。また、農園栽培学習などの総合的な学習により、あるものを原料から作るなど質の深い学習を行なっていると感じました。また、他学年との交流や地域との結びつきといった山花小中学校の強みを知ることができました。
Y・I
花山小中学校を訪問させていただいて、地域との連携に強い関心を持ちました。
行事のみならず、普段の運営からPTAをはじめとしたたくさんの方々が協力し、運営に取り組んでいました。コミュニティスクールの導入が話題になっていますが、同校の形が目指すものにかなり近いのではないかと感じました。
幼児教育コース1年 A君の充実した夏休みの様子をご紹介します。4年制大学ならではの長期の夏休みは、資格取得の勉強や読書はもちろん、興味のあることに打ち込んだり、ボランティア、旅行など見聞を広めたりする機会でもあります。百聞は一見にしかず。自分から行動し、五感を働かせて感じ取ってきたことは得がたい経験になります。
(伏見千悦子)
「大学生になり、初めての夏休み。1年生は休み明けに提出する課題もたくさんありましたが、多くの自由になる時間があったので、実家に帰省し、幼稚園ボランティアへの参加に精力的に取り組みました。中学校のインターンシップで伺ったA園と、高等学校のインターンシップで伺ったB園、さらに伏見先生に紹介していただいたC園、合わせて3つの園に20回ほど訪問しました。
ボランティアではたくさんのことを学びました。まず、園によって教育方針や環境構成が異なり、各園の良さや違いなどを体験的に知ることができました。子どもたちとの直接的な関わりを通して、発達段階への理解を深め、先生方からは教育者としての苦労ややりがい、必要なスキル等を見聞し、考察を深めることができました。そして何よりも幼児教育者になりたいという思いをより強く持つきっかけにもなりました。
また、その中で自分自身の課題を見つけることができました。大きく分けて3つあります。1つは語彙を増やすことです。2つめは子どもへの指導のしかたを身に付けること、そして3つめは、気になる子どもに対する接し方を学ぶことです。これらを後期学生生活の目標とし、これからも大学の講義やボランティア活動に真剣に取り組んでいきます。
B園のインターンシップ時には年少クラスだった子どもたちが、今や年長と大きく成長して「お兄さん、お姉さん」と頼りになる存在になっていたことは大きな驚きでした。私も人として、そして幼児教育の道に進む者として、一歩一歩着実に成長していきたいです。」
講義「基礎教育セミナー(山崎担当)」では、STEAM ・多重知能理論・センスオブワンダーなどをキーワードに、教育要領・学習指導要領とは別の角度から教育のこれからについて考える場をつくりました。この講義の発展としてwebサイト「 FutureEdu Tokyo」を紹介します。
なお、WEBサイトで紹介されている「MOST LIKELY TO SUCCEED」は 今後山崎研究室で取り組む予定です。
小学校の先生を目指す人のための「図画工作指導法1」。1時間目は 美術の表現の幅の広さと面白さを感じることを願って「アートカードゲーム」を実施しました。「国立美術館」のアートカードが広く普及されていますが、なんと今年は「北海道立美術館」のアートカードが登場しました!
写真は、ゲームをしているところですが、いつのまにか短時間の中でたくさんの作品を見ることになります。講義が終わって、「すごく、心ひかれる作品に出いました。」「先生になったらこの授業ぜひやりたいです」という声がありました。講義をしている私もうれしいです。なお、座席は教育現場での教育効果が高い3〜4人グループで実施しています。実践的な力がつく講義が求められています。それにしても学生のみなさんの表情の豊かなこと!北翔大学の学生はあたたかく、コミュニケーション能力が高いと言われています。
(山崎正明)
卒業生の土田夏純さん(2017年3月学習コーチング学科卒業)が訪ねてくれました。現在、旭川市立知新小学校に勤務して3年目です。
小学校教諭の先輩として、ゼミの3年生にいろいろな話をしてくれました。
「小学校教諭の魅力」「小学校教諭を志望した理由」「教採に向けた勉強」「特別支援教育の知識の大切さ」等々。
教育実習を終えたばかりの3年生には、とても良い刺激となったことと思います。
卒業生が、こうして訪ねてくれるのは、本当に嬉しいことです。
(小杉直美)
幼児教育コース 3年 船田 正峰
私は先日のオープンキャンパスのオープニング・アクトにて、自身がギターを務めるバンド「Bailey’s」でオリジナル曲を演奏させて頂きました。
自分が高校3年生の時に、オープンキャンパスで軽音サークルのLIVEを見ました。そして、今度は自分自身が見せる側になることができ、とても嬉しかったです。自分が感じたような格好良さを今の高校生に伝えたいと思い、全力で演奏しました。演奏し始めは少しアウェイ感があったものの手拍子してくれる人がいたりでとても楽しく終えることができました。自分が高校3年生の時に感じた気持ちを持ってくれる高校生が少しでもいたらいいなと思います。
「Bailey’s」 は2017年夏頃に結成したバンドです。4人とも教育学科で、自分は3年生であり、あとの3人のメンバーは4年生の先輩方という構成で2年近く活動しています。
今年、4月から参加していた「Mudia」というライブグランプリに「Bailey’s」で参加し、見事北海道代表にまで勝ち上がりました。そして、東京の2000人規模のEXシアター六本木というライブハウスでLIVEしてきました。このライブイベントや音楽活動を続けていて得たものは「人との繋がりの大切さ」でした。私たちは楽器が特別うまいわけでもなく、曲がとびきりいいわけでもありません。今まで4人で音楽活動を通じ、関わってきた人達や、先輩後輩、家族や友達、周りの人に支えられてできた東京でのLIVEでした。あんなにも私たちを応援してくれる人がいる、それは普通ではないということに東京でのLIVEを終えて気付きました。だからこそ、応援してくれた人達には感謝しなきゃいけないし、「Bailey’s」の音楽で恩返ししなければいけないなと思いました。
今後、「Bailey’s」はまだまだ大きくなるつもりです。それも「Bailey’s」だけでは大きくなれないのも学びました。だから、周りの人が少しでも「Bailey’s」いいな、応援したいなって思ってもらえるようなバンドになっていきたいと思っています。毎回のステージを、期待を裏切らないようなステージにしていこうと思います。周りの人に支えられているということを忘れず、活動を続けていこうと思います。
9月28日(土)には札幌市平岡小学校にて演奏会を開催しました。
参観日終了後に時間を使用して児童、教職員、保護者など体育館を埋め尽くすほどの中、クラシックからみなさんで口ずさむことができる人気の「パプリカ」を最後に演奏しました。
大学教員の仕事は様々なものがあります。たとえば、この「北海道乳幼児療育研究会」では、幼児のための音楽療法を研究している伏見千悦子先生が、ワークショップを担当することを通して、研究の成果を教育現場で活かせるようにします。また、大学教員の研究の成果が大学の講義やゼミにも反映されていきます。ちなみに、この研究会には学生も参加できます。関心のある学生は伏見研究を訪ねてみましょう。
(山崎正明)
9/16(日・祝)、札幌市私立幼稚園連合会主催の「就職フェア」が開催されました。
多くのブースで「北翔大学出身の先生が本園で活躍していますよ」とお声がけいただきました。
また、新卒1年目の高木靖子さんと、勤務先である茨戸メリー幼稚園の出展ブースで再会しました。「子ども達に優しくて、とても頑張ってくれていますよ」と園長先生からのお言葉もいただき、嬉しく思いました。
以下、高木靖子さんが仕事についての様子を知らせてくれました。
(伏見千悦子)
「毎日6時に起きて7時40分には出勤して、掃除をしたり幼稚園バスに乗ったりします。
2学期は行事が多く、お遊戯会のダンスや衣装を考えたり、お店やさんごっこで何をするのか決めたりしています。また、もう少しで参観日があるため、指導案を書いて製作の準備を進めています。
初めてのことばかりで上手くいかないこともあるのですが、子ども達のかわいさと成長を感じながら過ごしています。」
9月22日のオープンキャンバスの幼児教育コースの北翔LABOは、美術教育が専門の山崎先生による「子どもの好きな造形表現を楽しもう」でした。
幼児の造形表現は、完成度の高い作品を作り上げるのが大切なのではありません。日常生活の中で、美しいもの、優れたもの、心を動かす出来事に出会い、感じる心が育ちます。そして、それらを思わず表現してみたくなり、様々な方法で表現しようとするそのモチベーションやプロセスが大事だと言われています。
そのことを、これから保育・幼児教育を学ぼうとしている高校生に、4歳児になったつもりで体験してもらいました。「自分たちが年長さんになった時に、新しい年少さんが園に入ってきます。その子たちが思わず笑顔になるように、保育室をお花いっぱいにしよう」というテーマで黒ペンで思い思いの花を描きました。
描いた後は、みんなの描いた花を見合いました。そこで、ちょっと刺激を受けたようです。
その後、チョークで色を塗り魔法のティッシュでこすると、最初の色を塗った時とは違う様々な色合いの花ができました。驚きと喜びを感じていました。
できたところでホワイトボードに並べ、保育室にたくさんのお花が咲き乱れました。描いた4歳児役の高校生が笑顔になるということは、園に入園した新入園児もきっと笑顔になることでしょう。
保育の現場で実際に実践されていることを体験し、ぜひこれから保育者を目指して学んでいってほしいと願う一日でした。
(工藤 ゆかり)
大学が果たす役割の中のひとつに地域への貢献ということがあります。その活性化のために北翔大学には「地域連携センター」があります。その地域連携センターがWEBで発信していますので紹介します。
続きは、ここをクリックしてお読み下さい。
私は認定こども園あけぼので3週間実習させていただきました。
この実習でたくさんのことを学び、たくさんのことを感じました。
まず、子どもに肯定的な言葉をかけることが大切であるということです。
私は無意識のうちに子どもに「早く片付けないと活動の時間短くなっちゃうよ」などと否定的な言葉をかけてしまっていました。
指導教官に「早く片付けたら楽しいことする時間たくさんできるよ」というように肯定的な言葉をかけたら良いと指導していただき、適切な言葉がけの在り方を学ぶことができました。
そして、部分実習や完全実習をさせていただくことで保育の難しさを感じました。
クラスの子ども全員に対して活動の説明をするときに、子どもの興味を維持したまま説明することができなかったり、予測していないことが起こると焦ってしまって臨機応変に対応できませんでした。
そのことから、活動の説明をする時には短く簡潔に伝えることが大切であるということを学びました。
また、保育者自身が活動の世界観に入り込み子どももその世界観に入り込めるようにして説明をすると子どもが興味を持ったまま説明を聞けるということも学びました。
さらに、事前の準備では、子どもの活動の予測をすることが大事だということを学びました。
指導案を書きながら、様々なことを予測しシュミレーションもしましたが、もっと様々な子どもの行動を予測した方が良かったと感じました。
普段の保育の場面で子どもの行動を見ていたら予測できることはたくさんあるので、子どもをよく観察しあらゆることを予測して指導案を書くと、実際に保育をした時に焦ることはないと思いました。
また、予測していなかったことが起きても瞬時に臨機応変に対応する力が必要だということも学びました。
今回の実習で、上手くできなくて悔しかったことや、反省することがたくさんありました。
しかし先生方がたくさんアドバイスを下さり、良い部分を褒めて下ださったので、アドバイスしていただいたことはこれから改善していけるように、
褒めて頂いた部分は伸ばしていけるようにこれからも頑張っていきたいと思います。
実習をさせていただき保育の大変さや難しさをたくさん感じましたが、保育をすることの楽しさ、子どもと関わることの楽しさを1番に感じることができました。
そして、私も指導して下さった先生方のような保育者になれるよう頑張ろうと強く思いました。
今回私は、白石幼稚園にて3週間の教育実習をさせていただきました。
この実習を通し、こどもの心に寄り添い、こども達が何を求めているのか、何に困っているのかなど、思いを汲み取ることの大切さを学びました。
年齢によっては言葉で伝えることが難しいため、その状況だけで判断するのではなく、なぜこのようになったのかという子どもの思いを受け止め、導くこと。
けんかをしている場面では、まずはこども達の様子を見守り、思いが行き詰まっていると感じたところで仲裁に入り、お互いの気持ちを代弁し、相手の気持ちを知り、納得できたところで解決に導くこと。
いつでも友達と仲良くすることだけが良いことではなく、けんかをし、友達の思いを知ること、優しさに触れること、痛み、悔しさを知ることも時には必要だと感じました。
そして、毎日少しずつ学んでいき、小さなねらいから大きなねらい・・・と日々の積み重ねで保育はできていると感じました。
こども一人ひとりによって育っている環境、性格、興味や関心は異なり、それぞれに応じた援助が求められます。
その難しさはありますが、何度も子ども達と向き合い、自分の援助がうまくいったときの達成感はとても大きく感じました。
さらに、毎日の出来事を書く日誌は、毎日やるからこそに意味がある、とても大切なことだと思いました。
2年間保育の基礎を学んだ上で実習を迎えたことで、保育の基礎知識だけでなく広い視野を持って実習に取り組むことができました。
優しく指導してくださった園の先生方、何でも相談し合える実習生の仲間と出会い、恵まれた環境で実習できたことへの感謝を忘れずにこれからも頑張っていきたいです。
保育士を取得するための保育実習は3回あります。3年次に保育所2週間と福祉施設2週間、そして
4年次に保育所もしくは福祉施設どちらかに2週間参ります。
今回私は、8月19日から30日までの10日間、保育実習Ⅱを光星友愛認定こども園にてさせていただきました。
保育実習Ⅰでも同じ園で実習をさせていただいたので1日の流れや0歳児から5歳児までの子どもの大まかな発達の様子は分かっているつもりでしたが、難しく感じる部分もありました。
今回の実習も全クラスの子どもたちと関わらせていただきました。2月の時は年度末に近かったためクラスの子どもほとんどが誕生日を迎えている状態でしたが、今回は前回より月齢が低い子どもとの関わりであったため、特に月齢によって差が出る0歳児、1歳児との関わりに課題が残る実習となりました。
0歳児、1歳児は言葉が十分に発達していない分、大人が子どもの表情や指さしなどから何を伝えようとしているのか読み取る必要があります。2日間の実習で子どもの性格や日頃の様子を理解して、子どもが伝えようとしていることを読み取るのはとても難しいことですが、出来るだけ思いを読み取ることができるよう保育者と子どもの関わり方を観察しながら実習に取り組みました。
1歳児は簡単な言葉でのやり取りが出来る子どももいました。しかし言葉が伝わっているだろうと思っていたばかりに、子どもの表情や細かな動きにあまり着目できませんでした。保育者からもっと目を見て言葉を丁寧に伝えると良いとアドバイスをいただいて、そこからは1歳児に関わらず、思いを聞き取ったり、伝えたりする時には子どもの目を見ることを特に意識しました。根本的なことだと思っていましたが、目をしっかり見ながら喧嘩の仲裁などをしてみると、今までよりも双方の子どもの思いを理解することができましたし、子どもも私の話を分かってくれたような気がしたので、大切なことなのだと改めて学びました。
2歳児以上のクラスでの実習では、前回の実習で課題としていた子ども同士の喧嘩や言い合いがあった際の仲裁や対応を自分なりに考えて実践することが出来ました。また、遊びや運動会の練習に参加しない子どもに対してもどう言葉を掛けたら意欲的に参加したくなるかを考えて接しました。様々な方法で子どもと接してみましたが、まずは子どもが何を考えているのか聞き取ったり、自分の考えを伝えられない子どもには思いを代弁したりして、子どもの考えに共感の姿勢を示すと、初めは実習生だからと私と目も合わせてくれなかった子どもも、次第に私の話を聞いてくれたりしたように思います。その上で子どもが意欲的になるような言葉掛けをしたり、提案をしたりをするのは、まだまだうまくいかない面もありましたが子どもの思いを受け止めて、その思いを共感することがなによりも求められることなのだと思いました。
今回の実習は学生生活最後の実習でしたが、基本的な子どもとの関わり方を改めて学ぶ貴重な体験となりました。
この体験を生かし、残りの学生生活で学びを深めて春から保育士として働けるよう頑張っていきたいです。
ソニー幼児教育支援プログラム優秀園審査員特別賞を受賞されたもいわ幼稚園での実践提案研究会に参加させていただきました。
もいわ幼稚園では、『自分の力や考えに自信をもち、前向きに行動する子ども』を育むことを目標に保育を進めていました。
まず、先生方全員がこの目標を深く理解して実践している様子が、保育の様々な場面から感じられました。
この共通理解があることで、一人ひとりの子どもに応じた保育をすることができているのではないかと思いました。
また、何事も子どもに決定権を委ねている場面が多くありました。例えば、「なんで?」「どうしたい?」「ふしぎだね!」などという問いかけが多く見られました。
活動の後には子どもがクラスのみんなの前でどのような活動をしたかを発表していました。
このような問いかけや活動を通して、子どもたちは自分で考えて行動したことをを他者に認めてもらい、自信を持てるようになるのだと感じました。
さらに、保育者と子どもの信頼関係が強いと感じました。
子どもがやりたいと思ったことは積極的に取り入れ、全力でサポートしているように見られました。
例えば、外遊びでは水路作りや虫採り、また一見危険に感じられる包丁を使った遊びなど様々な遊びに取り組んでいました。
これらは、保育者が子どもを信頼しているからこそ成り立つものだと思います。
子ども自身も保育者から信頼されているという自信をもち積極的に行動できるようになるのではないかと感じました。
今回の公開保育を通して、もいわ幼稚園の子どもたちの様子は一人ひとりが自由でありながらも、子ども同士の団結力がありとても良い雰囲気でした。
もいわ幼稚園で質の高い保育を見させてもらったことで、保育についてより一層興味を持てる良い機会になりました。
*画像についてはレポート作成にあたり、もいわ幼稚園笹山園長先生よりご提供いただきました。ありがとうございます。
園児3人と保育者がケーキ作りをして遊んでいました。園児がケーキにホイップクリームを乗せたいと言うのことで、石鹸を削り、泡を立て、しぼり袋に入れてしぼってクリームを作りました。
1人の園児が「先生、これもういい?」と自分の作っている泡を見せました。しぼり袋に入れるのに適しているかどうかを確認するためでした。すると保育者は「良いかどうかは自分で決めて良いよ」と答えていました。
別の園児は明らかに液体に近く、しぼり袋に入れてしまってもきっとポタポタと垂れてしまうであろう泡を持って、「先生これもうしぼりたい」と言うと、保育者は「いいよ」と答え、園児はしぼり袋に泡を入れました。
すると案の定、クリームはポタポタ垂れてしまいました。保育者は園児に「ポタポタ垂れてるからまだ絞れないね」と液体をボウルに戻させました。
これは「豊かな体験を通じて、感じたり、気付いたり、わかったり、できるようになったりする知識及び技能の基礎」を育てる場面であると感じました。
ホイップクリームを作るには、固体に近い弾力性のある泡でなければ、ホイップクリームにはならず、液体に近ければしぼるどころかしぼり袋に入れてもポタポタ垂れてしまうであろうことは、保育者はわかっています。
だからこそ、子どもは答えを求めて保育者に訊ねたのだと思いますが、保育者はあえてそれを答えることなく子ども自身に判断させたのです。
結果、ホイップクリームにはなっていないことを失敗を通して学んでおり、子どもには失敗する経験も必要であるということを再確認しました。
この失敗を通しての学びで、「気付いたことや、できるようになったことなどを使い、考えたり、試したり、工夫したり、表現したりする思考力・判断力・表現力等の基礎」も培われるのではないかと感じました。
成功する体験が全てではなく、失敗して学ぶこともある。分かっている事柄でありましたが、実践することは容易ではないと考えます。
「成功」するも、「失敗」するも、自分で選択するからこそ価値があるのだとこの研修で学びました。
*画像についてはレポート作成にあたり、もいわ幼稚園笹山園長先生よりご提供いただきました。ありがとうございます。
劇団四季 ミュージカル「リトルマーメイド」を観賞しました。観賞する前から主人公になりきりポーズを決めています。後学期、ゼミでは、音楽劇に取り組みます。(澤田悦子)
北海道で福祉の仕事や保育の仕事に就きたい時に、ぜひ見ておきたいサイトの一つです。
独立行政法人教職員支援機構では 先生方の研修資料として オンライン講座を展開しています。ここでは、音楽コースの学生の皆さんの参考資料として紹介します。関連資料もダウンロードできます。
文部科学省が道徳の授業の動画を公開しています。さらに多数の実践事例がPDFで紹介されています。学生の皆さんにとっても大いに参考になるでしょう。
教育実習にむけて準備をしている教育学科幼児教育コース3年生小川優月さんの報告です。
「私はずっとなりたかった幼稚園の先生になるために日々勉強に励んでいます。実践的な講義もあるので楽しいし自分のスキルアップになっていると感じています。講義で教わった製作やピアノの練習など家でもできることを見つけて頑張っています。
そして私にとってとてもいい経験になったのが幼稚園でのアルバイトです。1年生の頃から行かせていただき、実際に先生と子どもの関わりを観察したり、子どもと関わったりしてどういう風に子どもと接したらいいかを学びました。他にも講義やゼミ活動で様々な幼稚園に行き、たくさんの先生や子どもと関わり、自分に吸収したいと思う先生の言動や自分もこうなりたいと思う部分がたくさんあり、理想の先生になれるように今頑張っています。
もう少しで幼稚園実習があります。
少しでも成長できるように、少しでも理想の先生に近づくように頑張りたいです。」
どの幼稚園で働こうかと考えてる学生のためにとてもとてもありがたい存在が「札私幼就職フェア」。今年は76もの園がブース出します。好きなブースに行って、園の先生から直接説明を聞いたり、質問をしたり。
北翔大学の学生も大変お世話になっています。この就職フェアがきっかけに、就職を決める学生が毎年います。それから2年生が参加し教育実習先を決めた例もあります。4年生に限らず、参加をお勧めします。
これは野幌森林公園自然ふれあい交流館の職員の方が作ったものです。
自然の中でこのようなものはよく見かけますが、他と決定的に違うのは、職員の手作りによるものだということです。自分たちで撮りためた写真を、毎年更新しています。
このようなものを作り続けている職員の方々の思いを想像すると、感謝の気持ちでいっぱいになります。
大学の講義で職員の皆さんにはお世話になっています。こうした素晴らしい自然環境と充実した施設、それを運営する素敵な職員の方々、将来先生は目指す方々に、ぜひ訪れて欲しい場所の1つです、
(山崎正明)
大学が社会貢献をするということもまた大切な役割です。例えば、北陽大学札幌円山キャンパスでは、連続市民講座を開始足ます。
北翔大学の教員採用試験の1次の合格者数をおしらせします。121名が合格しました!のなお、既卒者の合格者については、今後大学への報告が増えれば、合格者数も増えます。あくまでもこの数値は2019年7月31日現在のものです。
北翔大学あげての教採二次対策も今日で最終日です。
恒例の長尾教職センター長による「檄」で
最後の面接指導に臨みました。
多くの学生が合格(採用)されることを願います。
(二宮 孝行)
この写真は、4年生が使っている研究室の一コーナー。毎日のようにここに来て勉強しています。
さて、この部屋で学生の皆さんと話しているうちに出て来た言葉。
「みんなで合格します!」
北翔大学の教育学科の学生たちはあたたかい雰囲気の中で仲間を大切にしながら、高め合っています。
素晴らしいことだと思います。このようなハートを持った先生いいですね。
(山崎正明)
北翔大学の教員採用試験に向けての「対策講座」の手厚さについては、おかげさまで様々な方面から評価いただいていますが、実は、卒業生も応援してくれています。
写真は、2次対策講座の中で面接練習を終えた学生に、教員2年目の卒業生が、一緒に面接の時の「ふりかえり」をしているところです。4年生は深くうなづきながら、新たな課題を見つけているようです。その表情が笑顔。素敵です。
北翔大学卒業生のこうした応援、本当にありがたいことです。日曜日なのに、こうして後輩を応援してくれています。頭が下がる思いです。
卒業生と在学生のこうしたつながり、心強いです。
(山崎正明)
7月23日は、北海道・札幌市の教員採用試験1次の合格発表でした。夕方から合格者が集まり、2次試験に向けての説明を聞いていました。
二次試験までわずかですが、体調を整えて乗り切ってほしいです。
二次試験に向けて北翔大学の対策講座が始まります。
(二宮孝行)
初等教育コース杉浦ゼミでは、ゼミの活動の様子をゼミ通信でまとめています。
目的は3つです。
1つ目に、ゼミ活動を振り返ることで、学生の学びを深めること。
2つ目に、教師を目指す学生たちに、学級通信づくりの基礎・基本を示すこと。
3つ目に、4年生と3年生それぞれのゼミ活動の様子を伝え、ゼミ内での交流を深めること。
杉浦ゼミでは、「学級経営」と「道徳教育」を中心にゼミ活動を行っています。
「学級経営」としては、学級目標ならぬゼミ目標づくりを行いました。小学校現場でどのように学級目標を設定し、掲示物を作成しているのか。そのノウハウを体験を通して学びました。その他にも、個人目標づくりや係活動づくりなども行いました。
「道徳教育」としては、全出版社の教科書を読み合い、自分が選んだ読み物教材を活用した道徳の授業を行いました。ここでは、指導案を作成した上で、模擬授業を行いました。授業後には、学生同士でリフレクション技法(授業づくりネットワークの研修会で学んだ技法)を使って、授業改善について話し合う活動を行いました。
(杉浦 勉)
独立行政法人教職員支援機構 NITS(ニッツ)では、学校の先生が校内や校外、個人でも研修できるように 研修教材として動画を配信しています。
北翔大学の学生の皆さんの活用もお勧めです。今回は、学習指導要領改定の基本的な考え方について述べている「総則」の部分を紹介しました。これから教育をどのように進めようとしているのかが見えてきます。(動画は20分です)
幼児教育コースのゼミ活動では、幼児教育の現場をはじめとして、様々なフィールドに出かけて学びを広げ、深めています。
ここでは山崎ゼミで行った「石山緑地」「札幌芸術の森」での活動を紹介します。この活動は知識を得るための勉強ではなく、美術文化の面白さや不思議さを実感として味わう楽しい活動になるようにしています。(写真参照)
なお、石山緑地では幼児たちが楽しそうに遊んでいました。
幼稚園教育要領解説の5章「感性と表現に関する領域「表現」」のねらいについて書かれた中に次のような説明があります。
「幼稚園においては日常生活の中で出会う様々な事物や事象、文化から感じ取るものやそのときの気持ちを友達や教師と共有し、表現し合うことを通して、豊かな感性を養うようにすることが大切である」
以上のことからも、教師の豊かな感性を持っていることは大切なことであることがわかります。
この写真からもわかるように、学生たちは、抽象作品を「難しいもの、わからないもの」と捉えるのではなく、自然に受け入れ、楽しいでいます。こうした学生時代の体験はあとで教育現場の世界に入ったときに幼児の豊かな感性を感じ取ったり共感したりする上で、生きてきます。
(山崎正明)
初等教育コース三浦ゼミでは、教育実習をひかえた3年生が、模擬授業を行って、力をつけています。3年生のゼミに4年生が加わっての授業研究をおこなっています。
下の写真は、10時40分からはじまる模擬授業にむけて朝8時頃から、ひとり授業前の準備をしているところです。
7月12日に、幼児教育コースの工藤ゼミの3年生と2年生の有志で、札幌市立中央幼稚園に伺いました。子ども達と一緒に製作遊び、リレー、踊り、基地づくりなどをして遊びました。
子どもの発達について理解を深めたり、遊びを通して子どもが育つ実践について保育の場面を通して学ぶことが出来ました。
また、お弁当前の一時、3・4・5歳児全園児が集まってくれ、2年生は手遊びを子ども達に教えました。
3年生は「忍者の50音」の踊りを披露し、折り紙で製作した手裏剣を飛ばして子ども達にプレゼントしました。現場に出向いて、保育実践力を高めることが出来ました。
工藤 ゆかり
写真につきましては、札幌市立中央幼稚園の園長の許可(保護者にも園から許可)を頂いております。
7月13日(土)今年度の「2年生・芸術鑑賞会」は、劇団四季のミュージカルを鑑賞しました。芸術に触れながら感性を高めることも大切にしています。
昨年に引き続き、北翔大学で「授業づくりネットワーク」の研修会を開催しました。今回は、昨年度北翔大学教育学科初等教育コースの学生や大学教員の参加が多かったことから、今年は内容を「小学校教育」にしぼって開催することしました。昨年もまして、充実した会になりました。
現場の教員がよりよい教育をもとめて研究を重ねているということが、学生のみなさんにもよく伝わったようです。
(山崎正明)
北翔大学への入学を検討されているかた、興味のある方は、専用サイトとして「北翔大学受験生サイト」を開設しています。ぜひご活用ください。
国立教育政策研究所教育課程研究センターでは,各学校における指導の改善等に資するたの、指導資料や実践事例集が公開されています。
最近、新学習指導要領の評価に関する資料が公開されたばかりです。
これは、教育現場で、ずっと望まれていたものです。北翔大学の学生の皆さんにとっては、大変ありがたい刊行だと思います。
「学習評価の在り方ハンドブック小・中学校編」
https://www.nier.go.jp/kaiha…/…/gakushuhyouka_R010613-01.pdf
幼児教育コース3年生の上田彩花さんによるイラストマップ。