図画工作の模擬授業

「図画工作」小学校5年生でアルミの針金を使った題材で模擬授業をしました

 

 学習指導要領では、「内容の取り扱い」の中で、「針金」については、次のように示されています。

 

「(6) ウ  5学年及び第6学年においては,針金,糸のこぎりなどを用いること。

 

 

指導に当たっては,初めて扱う用具については,基本的な扱い方を踏まえた上 で,用具を使うこと自体を楽しむようにすることが重要である。前学年までに経 験した用具については,その使い方に慣れるようにするとともに,簡単な手入れ をしたり,それらを大切にしたりする習慣が身に付くようにすることが必要であ る。なお,集める材料の種類や使い終わった材料の処理などについては,ごみの 分別や環境に対する配慮が必要である。」

(以上、学習指導要領から一部抜粋)

実際の模擬授業では、最初に「試す活動」を取り入れ、その上で実際の表現活動に入っていくように授業が「構成」されていました。

この「試す」という活動で学ぶことが非常に大きいことがこの模擬授業でも確認できました。また、安全指導も、教科書の指導性、指導資料などから学びながら、適切な指導がなされていました。

 なお、7月に岩見沢で開催される「全道造形教育研究大会」のその研究内容で次のように述べられている部分もあります「素材を通して感じる・考えることや,方法・手だてを考え,工夫するなど,試行錯誤の機会と時間の保障をすることが必要です。」

 上の右端の女性が先生役。一人一人に声をかけながら、授業をすすめましたが、生徒役の学生からも声掛けの評価が非常に高かったです。写真の表情からもわかるように、笑顔で共感的な雰囲気です。一人一人のやろうとしていることにとても興味を持って接しているのです。それは表面的にほめているのとは違います。一人一人の感じ方や考え方を大切にしてます。また、こうした教室では、受容的であたかなな雰囲気になりやすいです。「対話的で深い学び」を生み出すための必要条件ともいえるでしょう。

 なお、今回、忌引のために講義を受けられない学生が、仲間の学生に言って授業のビデオ撮影を依頼していました。よい先生をめざして講義を大切に考えているからこそです。未来に出会うであろう子供たちのために頑張っています。素晴らしいです。

(山崎正明)