今年度最後のゼミ研修に、3、4年生合同で、近隣の都市の歴史と文化に触れる学外研修に出かけました。目的地は小樽です。小樽駅に15名集合! 早速、小樽駅隣接の三角市場を探検しました。
続いて、小樽市立総合博物館本館に向かいました。小樽駅から手宮口まで30分は歩いたでしょうか・・・。北海道初の鉄道である手宮線、小樽や北海道の開拓に大きく関わった鉄道路線のジオラマや鉄道展示品を通して改めて北海道の交通史を知り、小樽の繁栄をうかがい知ることができました。
次は、歩いて20分程のところにある小樽市立総合博物館運河館へ。小樽市の歴史と自然環境がテーマですが、建物は明治26年に建てられた「旧小樽倉庫」で、北海道では珍しい瓦製のシャチホコ屋根が特徴的でした。軟石を張り巡らせた「木骨石造」と呼ばれる、小樽の倉庫建築独特の様式で歴史的価値の高い建物でした。中庭には雪山があり、そり遊びで、束の間、童心に帰る学生たちの笑い声が響きました。
その後はしばし小樽運河を散策、記念撮影に勤しみました。平日でしたがアジア系の観光客であふれていました。
そして、小樽キャンドル工房にて、キャンドル手作り体験。思い思いの色遣いで仕上げました。完成を楽しみにしながら、北一ヴェネツィア美術館まで足を伸ばしました。
予定していた見学箇所の全ては回りきれませんでしたが、商都として栄えた小樽の歴史と文化に思いをめぐらせた一日でした。未知の町を探検する楽しさを、企画引率する機会に活かしてくれることを願っています。研修後、日暮れとともに4年生を送り出す会が3年生の企画で催され、小樽の楽しい夜は更けていきました。
文責:小杉直美