幼児教育では、美しいいものや心を動かす出来事に触れ、イメージを豊かにすることを大切にしています。そのためには保育者の感性も豊かでなくてはなりません。7月9日(土)教育文化会館で劇団四季によるミュージカル「ロボット・イン・ザ・ガーデン」を、2年生全員で鑑賞して来ました。画像は入場前の記念写真です。(湯浅大吾)
6月18日(土)・19日(日)に1年生と2年生が茨戸川でカヌー体験をしました。幼児教育では自然体験を大切にしています。未来の保育者となる学生たちは、風の強い中思うように進まないカヌーを仲間と力を合わせて操り、ある者は颯爽と水面を滑り、またある者は川の中に滑り落ち(深さは股下くらいです)、大自然との触れ合いを全身で満喫しました。午後からは、将来保育者になったあかつきには子供たちを連れて訪れる機会もあるかもしれないさとランドで、昼食を取りがてら思い思いにゆったりと過ごしました。(湯浅大吾)
7/2、養護教諭コースでは3年生の養護実習報告会が開催されました。養護実習は、4/8~4/28の3週間にわたって札幌市内の小学校18校に32名がお世話になったものです。報告会は、6会場に分散して行なわれ、3年生の報告発表に対し1.2年生から多くの質問が出されました。また、各会場1.2年生混合のグループ検討時間を設け、3年生が各グループを周り対話を重ねるなかで報告内容を深めました。(野口 直美)
6/25・26に、北海道博物館で「北海道ジオパークまつり」というこども向けの普及イベントがありました。初等教育コースの9名が、全道各地から集まったジオパークの体験ブースで運営のお手伝をしました。こども達の学校以外での横顔から、教育実習や学習支援ボランティアでは学べないたくさんのことを学べました。(横山 光)
卒業生の高木靖子さんが勤務する茨戸メリー幼稚園を訪問しました。
在学中のゼミ活動では、「障がいのある子どもたちの音楽遊び」や、脳性麻痺の方への「わくわくタイム」をゼミ生たちと相談しながら計画し、教材を作って実践していました。誰にでも優しく、誠実に取り組む姿勢が印象的でしたが、今も変わらない穏やかな笑顔で、新緑が鮮やかに広がる園舎を案内してくれました。在学生の皆さんへのメッセージを紹介します。
(幼児教育コース 伏見 千悦子)
丑若愛華さん(幼児教育コース4年次)の施設実習の様子を紹介します。
障害児入所施設「ノビロ学園」で10日間、宿泊しながら小学6年生から20歳までの男子12名の寮に配属になりました。
右の写真:実習生と子どもたちが折り紙でホールの壁を装飾しました。職員の方が手作りのカレンダーを作り、行事を心待ちにしたり、実習生と作った物を大事にしてくれていることも伺いました。
左の写真:各寮で朝晩炊飯するので、調理員さんが用意してくれたお米を実習生が寮まで持っていくところです。子どもたちが学校に行っている間は、掃除や洗濯、乾いた洗濯物をたたんだり、居室の箪笥の整理整頓したりする仕事が多く、普段の一人暮らしが役立っていたようです。 (伏見 千悦子)
障害のある子どもたちと接することへの不安と緊張でいっぱいの実習でしたが、子どもたちも職員の方々も温かく、優しく受け入れてくださり、施設に対してのイメージが変わる有意義な実習でした。一人ひとりの実態をよく把握し、職員同士・他機関と細やかに連携を取りながら、子どもたちが安全に過ごしていけるよう、たくさんの工夫がされていることがわかりました。(丑若愛華)
円山キャンパスにて教育学科音楽コース4年生のよる卒業演奏会を無事終了しました。
11名の4年生は専門演習、卒業研究と学んだ、ピアノ、サクソフォーン、トランペット、トロンボーン、ユーフォニアム、チューバ、マリンバによる独奏を行い、各々の研究の成果を演奏という形で披露しました。予約制による来場者はおおよそ80名、全道各地からの保護者や友人などが応援に駆けつけました。
(千葉圭説)
2月4日(金)は「卒業研究発表会」でした。年々、発表の内容が高まってきているといのうが、教員どうしで実感したことです。それは、卒業していった学生たちの発表から学んでいることも大きいと思います。学生の学びの質が高まってきていることは、何よりです。こうして、よい伝統が生まれてくるのだと思います。大学の中に質の高い文化が生まれているといってよいでしょう。
写真は幼児教育コースの発表の一部ですが、コロナ禍でありながらも、その間の比較的落ち着いていた時期に実際の教育現場に出かけて、実践し、検証しています。幼児の姿から、保育がどうでっあったのかを考えています。そのような実践的な発表は多いのが今年の特徴です。また、テーマも実に多彩です。そこも素晴らしい。
卒業後の活躍が楽しみです。充実した研究発表会でした。
R3年度の実践的な学びを振り返る(4)
イルムの里づくり通学合宿ボランティア
深川市立音江小学校の5,6年生が、ネイパル深川に合宿しながら小学校に通学する「通学合宿」のボランティアに参加しました。
レクリエーションを企画したり、1日の日程を管理したり、家庭学習を一緒にやったり、4泊5日の合宿中の世話係をしながら、
学校以外の場所での子ども達の様子や、考え方を学ぶことができました。
(横山光)
初等教育コースの小杉ゼミでは、研究会に参加したり、ボランティア活動に取り組んでいます。その活動の振り返りとして、報告書をつくっています。
R3年度の実践的学びを振り返る(3)
ゼミ研修として十勝岳を訪れ、火山の災害や防災、ジオパークについて学びました。
夜には感染対策をしっかりとして、3年生の卒論構想を発表し、4年生からアドバイスをもらいました。
(横山光)
※記念撮影は、発声なしでマスクを外して行っています。
R3年度の実践的学びを振り返る(2)
卒業研究の一環として、白滝ジオパーク(遠軽町)の研究助成を受けて、溶岩の実験を開発し、授業実践しました。
「とてもわかりやすかった。」と子ども達から好評でした!
(横山光)
「専門演習Ⅱ」3年 澤田ゼミの活動紹介です。
オリジナルの絵本製作を行い、効果音をつけて、読み聞かせの動画撮影しています。効果音は木琴、タンブリン、グロッケン、ツリーチャイムの楽器を使用しました。こどもが楽しめる音楽絵本ができました。
(澤田悦子)
R3年度の実践的学びを振り返る(1)
小学校の修学旅行で有珠山を訪問する学校の現地ガイドをしました。
2000年に噴火して被害にあった場所を案内したり、屋内での見学プログラムを提案したりしています。
(横山光)
SDGSsは、2030年までの世界が解決すべき課題です。もちろん教育の中での取り組みも重視されてています。SDGsの基本を知りたい人のためにノーベル平和賞を受賞した国連WFPが制作した動画を紹介します。
北翔大学の図書館に「Most Likely To Succeed」というDVDがあります。決まった教科書も定期試験もないアメリカの高校の取り組みで、これからの教育を考える上で、参考になるでしょう。
☆Most Likely To Succeed Synopsis (In Japanese) あらすじ
(山崎正明)
4年生の「教職実践演習」でのピアノ試験の一コマ。大学に入るまでは、ピアノをさわったことがない人もいます。でも、「子どものために」という思いがあると、こうしてできるようになっていきます。学ぼうとする力のすごさを実感します。
2022年1月15日(土)声楽に関する演奏会「 Song of Music」を札幌円山キャンパスで開催します。
専門演習、声楽表現演習、音楽フィールド、合唱の授業履修学生による演奏会で、入場は無料です。
(QRコードで入場者記録を行いますのでご協力お願いします)
チラシ掲載の QRコードの他、以下からも登録を行えます。
写真は12月24日の「 Song of Music」にむけた声楽関連の授業の様子です。どうぞ皆さまのお越しをお待ちしております。
(教育学科音楽コース 岡元敦司)
北翔大学教育学科教員を中心に「江別市小・中学校一貫教育推進フォーラム」を開催します。
参加対象は教職員・保護者・一般市民・大学生・北翔大教員です。
2022年1月11日(火)13:30〜16:00(オンライン)
参加申込みフォーム: https://forms.gle/jSjrXmKJ3X59oip16
企画は「江別の学びの連続性に関する研究グループ」(教育学科、横山、三浦、二宮、石塚、杉浦、西出)です。
江別市内の教員・保護者に加え、様々な立場の方々と一緒に、小中一貫教育についての疑問や課題を共有することが主な目的です。
教育学科では、各コースごと様々な形で卒業研究に取り組んでいます。ここに紹介したものは、幼児教育コースの向井仁那さんが、取り組んでいるものの一部です。ここでは4ページ分を紹介しましたが、実際には16ページあります。研究のテーマは「造形遊びを通して育まれるもの〜ものとの出会いから生まれる子どものひらめき」です。大学の学びの集大成とも言える卒業研究だからこそ、どの学生も真剣に取り組んでいます。
向井さんは、第2大麻幼稚園に何度も出向き、実際に保育をし、それを成果としてまとめています。
彼女は、「保育のやり方が変われば、子供も変わるんですね。子供の力に驚きました。」「卒業研究では、結局、準備にすごく時間をかけてきましたけど、準備がいかに大切かがわかってきました。」と話していました。これは、実際の教育現場で言われていることです。このような言葉が出てくる卒業研究ですから、いかに研究が充実していたかがわかります。
(なお、ここに掲載している写真の使用については大麻第2こども園から承諾を得ています)
「民謡十勝馬唄」を幼児教育コース3年丑若さんが保育実践演習で北海道の民謡を発表してくれました。6歳から民謡の指導を受けてきたそうです。伝承されてきた民謡をこども達にも聞かせたい素晴らしい歌声でした。
「ウポポイ研修の報告」
初等教育コース 3年 長谷川 空良
2020年12月8日に教育学科の三浦ゼミは白老にあるウポポイに訪れました。
今回ウポポイに訪れた目的は、ウポポイでの体験やプログラムを通して、目標に沿って多角的に自分の考えをまとめることです。例えば、ウポポイは小学校教員を志す私たちにとっても将来、務めた学校の修学旅行などで訪れる可能性もある場所です。そのため、子どもたちに何を学ばせたいのか(目標)に沿って、させてあげたい体験やプログラム(自分の考え)をまとめることが大切になってきます。このように自分の立場、その時の目標、その目標に向かうための考えをまとめることが今回のゼミ研修の大きな目的でした。
例年、地域の子どもたちを招いて開催されている「北翔大学 こどもフェスティバル」。
岡ゼミ3年生は、絵本「ぐりとぐら」のストーリーにのせた活動的な保育内容を構想し、いざ実践!
、、、ところが、本年度も昨年度に引き続き「無観客」でのオンライン開催となっていました。
「子どもたちと一緒に!」という学生たちの想いは、「ばんけい幼稚園」のご厚意のもとで12月7日に実りました。
加藤園長からは「それぞれが役割を果たしサポートし合う、素晴らしいチームワーク」というご講評を頂くことができました。
「もっとやりたい!今度いつ来てくれるの?」と子どもから語られた学生たちは、晴れやかな、満足げな、どこか寂し気な表情。
これからの活躍がますます楽しみです♪
(幼児教育コース 岡 健吾)
1年次「保育内容指導論」の科目では、保育を構想する力を身に付けることを目標に取り組んでいます。
1週目、一人一人が5歳児対象の60~90分程度の保育の指導案を作成しました。
2週目、同じようなことをやってみたいと考えた仲間2~5人で集まり、互いが構想した保育を交流し合いグループで保育を構想しました。
3週目、教材研究を行い、模擬保育が出来るように打ち合わせを行いました。
4、5週目、それぞれのグループが考えた模擬保育を実践しました。
今回は、「忍者になろう」「新聞紙で遊ぼう」「しっぽとり」「言葉探しゲーム」「落ち葉を使ったお面作り」「クリスマスブーツ作り」「サンタクロースに手紙を書こう」「雪だるま作り」を行いました。
保育者や5歳児になったつもりで模擬保育に参加し、良かったところ、楽しかったところ、難しかったところ等を体験しました。
6週目、自分たちの行った模擬保育について振り返りました。
この6週にわたる取組を通して、自分たちがなろうとしている保育者の日々の保育の営みがを体験できたことと思います。
「保育内容指導論」担当 教育学科幼児教育コース 工藤 ゆかり
北翔大学の図書館では、単に貸し出しするのではなく、図書館に訪れた人に、読書の提案をしています。こうしたディスプレイは図書館の学生スタッフが担当しています。小学校の先生を目指す人にとっては、図書館利用の方法を考えるよい機会になっています。
幼児教育コースでは教育実習に向けてピアノの練習を重ねてきています。その節目に「教育実習事前指導」の中でピアノの試験・発表会を持っています。大学に入るまでまったくピアノを弾いたことがない人でも弾けるようになっていきます。ピアノなどはコースの人数をコンパクトにしているため、個別の指導を受けやすいのです。
講義「教育実践演習」でカミニシビレッジディレクターで学校法人大藤学園の教務局長の大谷壮史先生にご講演いただきました。
大谷先生は2年生が新さっぽろ幼稚園・保育園でお世話になっています。
今回は幼児教育における3・5・10という数字と Education & Care というワードを提示いただきながら WSも取り入れたあっという間の90分でした。ありがとうございます。
卒業生から大学生や高校生へのメッセージ
「私は、教育文化学部教育学科幼児教育コース第3期卒業生の早川智貴です。
現在、幼児教育コースの教員である伏見先生の紹介で出会った児童デイサービスで勤務しています。
学生時代からアルバイトとして経験を積み、障がいを持ったお子さんと関わることの難しさと、やりがいを感じました。
大学生活を通して先生や先輩達、そして友人達、たくさんの出会いを得ることができました。
講義などから子どもと接する時の姿勢や保育についての基礎を学び、それをベースに日々学びながら療育にあたっています。
充実した大学生活を送ることで視野が広がります。時には息抜きも必要です!自分のペースで学業、遊び、アルバイトを調整し、貴重な学生生活をお過ごしください。」
12月24日 講義の中で幼児教育コースの2年生でクリスマス会をやります。
例年ですと講義の一環で実際に幼児を対象に大学生が出かけてやっています。
今年はコロナ禍で行けません。
今年は幼児はいませんが、幼児をいることを想定して活動し、スキルを身につけます。
クリスマス会の内容としてはトーンチャイム、ビンゴ、ジェスチャーゲーム、風船リレーなど実際に子供たちと一緒にやるものばかりです。
この写真はビンゴ担当の人たちで作ったものです。他のグループもそうでしょうが、幼児のことを思い浮かべているからこそ、こうして丁寧に時間をかけて作っているのだと思います。そして手作りのよさが伝わってきます。 Aiの時代だからこそ、大切なのかもしれません。幼児教育への強い思いを感じさせます。
ここに写っている学生たちの自然な笑顔、教育に携わる人の大事な資質・能力の一つでしょう。この笑顔は子どもと信頼関係をつくっていくうえでとても大切です。
ちなみに、北翔大学の学生たちは挨拶がいい、よく言われる言葉です。うれしい外部評価です。
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12月10日に札幌市立あつべつきた幼稚園に伺い、子ども達にデジタル絵本と音楽的表現を組み合わせた保育実践を行いました。
デジタル絵本は、加藤さんがお話を作り、タブレット端末を使って1枚1枚絵を描き上げ、同じゼミの学生に協力してもらいナレーション、それぞれの役のセリフを録音して完成させました。
実践当日は、ピアノを演奏し、登場人物のカンガルーのカンちゃんがペープサート(紙人形)で登場し、子ども達とやりとりをしているうちにデジタル絵本のお話がスクリーンに映され始まり、最後にまたカンちゃんとやり取りをして終わりました。
3・4・5歳児に参加してもらいましたが、特に5歳児がデジタル絵本に見入っている様子が見られ、実践してみて5歳児向きのお話であったことに気付かされました。
実践した内容を、4年間の集大成である「卒業研究」として現在まとめています。
この取組を通して、理論と実践力を身に付けて4月から保育者として活躍することと思います。
実践の場を与えていただいた札幌市立あつべつきた幼稚園さんに感謝です。
(教育学科幼児教育コース 工藤 ゆかり)
食育をテーマに「こどもと一緒に作る」お菓子を研究しました。ですから手に持っている「作品」は全て手作りです。食材の工夫もしています。焼き菓子やオーブンを使わないなど製作工程など発表しました。もちろんコロナ感染予防対策を万全です。
(澤田悦子)
2022年度入学生からは、「幼児体育指導者検定2級」の資格取得が可能となります。この資格の取得によって、子どもの心身の発達理論を理解し、子どもたちにからだを動かす楽しみを伝えられるようになります。就職へ向けても大きな力となるでしょう♪
なお、本資格の検定講習は「こどもの体育あそび」(2年次開講)で行われ、併せて同単位の取得ができます。
12月12日(日)オープンキャンパス・幼児教育コースの「北翔ラボ」での高校生が素敵でした。
体験授業では、高校生に幼稚園の年長さんになってもらって、今度入園してくる新入園時のための活動という設定で、見たら嬉しくなる花の絵を描いたもらいました。
それが、下の写真です。この絵を見た高校生が「優しい気持ちになりました。」と話してくれました。この感想を聞いて一緒にいたみなさんも頷いていました。
この活動と「幼稚園教育要領」の関係の話も熱心に聞いてくれました。私たち教員にとってもうれしい時間でした。
来年度から幼児教育コースで取得できる資格が2つ増えます!
・幼児体育指導者資格
・准学校心理士
みなさんの学び意欲に応えるコースであり続けます。
大藤学童くらぶ(札幌市白石区南郷通18丁目北6-4)では、冬休みの間にスキーや青少年科学館などに子ども達を引率します。北翔大学の後輩の皆さんに是非お手伝いして欲しいので、ご連絡をお待ちしています。
・元気な小学生と遊んでみませんか?
(須合魅那2017卒)
・子どもと遊ぶことが大好きな学生さん、お待ちしています!
(上戸鎖雄介2020卒)
ボランティア申し込みは、教育学科 幼児教育コース 伏見千悦子(615研究室)まで。
今年は、全国の小中学校で児童生徒全員がタブレット端末を使うことになった年です。時代は激しく変化しています。先生になる人は、これからの社会のあり方を考えながら、子どもたちがより幸せになるようにはどうしたらいいかを考える力が求められます。ですから文部科学省でYOTUBEを使って未来の社会について説明しています。
幼児教育コースでは、学生のみなさんの学びがより豊かになるように様々な取り組みをしています。
コロナ禍でオンライン中心の授業では、できるだけこどもの姿に触れてほしいことから、実際に幼稚園からライブ配信を行ったり、幼児の活動している様子をビデオに撮影し、見てもらったり。
対面が可能となった現在は、実際に学生自らが幼児教育の現場にでかける回数も増えました。ゼミや卒業研究では何度も何度も、足を運んでいます。幼児教育コースでは、こうした実践的な学びが年々増えています。それは学生が意欲的であることの証です。
この写真は「教職実践演習」という科目でかっこう幼稚園の笹山園長先生のスライド画面です。学生のみなさんが真剣に話を聞く姿が強く印象に残りました。
https://watanabesta.amebaownd.com より
北翔大学TVCMソングとして書き下ろした、Watana Besta SOCIAL clubが贈るベスタ流応援歌!「Whipper」「ムチを打つ人」。道を選ぶ事は舗装された安全な道を行く事では無く、理想の自分へ向かう為に例えあぜ道でも突き進む事。仕事、勉強、スポーツ、挑戦、全身全霊日々闘う人への応援歌。作詞・作曲・アレンジもすべてをWatana Besta SOCIAL club自身が手掛ける。」
著者の秋田喜代美さんは、佐藤学氏と一緒に小学館の教育ビデオ「レッジョ・エミリア市の挑戦—子どもの輝く創造力を育てる」(2001年)の監修をされました。(このビデオはDVD「子どもたちの100の言葉」として再発売)
その秋田喜代美さんが、2009年に「保育の心もち」を刊行されましたが、それに続くのが「保育の心もち2.0」です。コロナ禍でのことも書かれています。
読みやすいのですが本質的に大切なことが書かれています。
幼児教の仕事につく学生にも小学校の先生を目指す学生にもおすすめの1冊です。
教育実習後に読むと、より理解が深まるでしょう。
(山崎正明)
放課後、初等教育コースの3年生が特別支援の講義の中で取り組まれる模擬授業の準備をしています。チームで授業をつくるのですが、つくった指導案に検討を加えながら、実際の授業で使う教材制作もしています。授業に関する論文まで参考にしている学生もいます。こうした、真摯な姿勢を持った学生が先生になってほしい!そう思います。実は、彼らは教員採用試験の勉強もしなければならないため、大変なのです。でも充実しているとも話してくれました。
ここでの学びは、未来に出会う子供たちとともに豊かな学びを生み出すことにつながります。
12月12日は北翔大学でオープンキャンパスを開催します。午前、午後の部を開催します。お好きな時間を選べます。
4年生の講義「教職実践演習」で、これからの日本の教育がどこに目指すのかを改めて取り上げました。その時に確認したのが中央教育審議会初等中等教育分科会の「令和の日本型教育」の構築を目指してです。教育実習を終えている学生ですから、実際に出会った子供の姿を思い浮かべて考えていました。4年生だからこそ見えてくることがあります。
「音楽科指導法Ⅱ」の講義で日本の和楽器の紹介として初等教育コース2年渡邉陸さんが生田流の筝を演奏をしました。5歳から箏を始め、現在は助教となり近々昇段試験を受験されます。独奏曲だけでなく合奏で音楽を表現することも箏の魅力との事でした。
演奏曲は、さくら、箱根八里変奏曲です。
(澤田悦子)
音楽科指導法Ⅱでは日本の音楽や和楽器の学びとして初等教育コース3年濱谷瑞希さんに民謡と三味線の演奏をいただきました。民謡は、5歳から始められ、その年の大会、幼年の部(小学校4年生まで)で優勝し、その後、現在まで多くの大会で優勝されています。海外公演は、ロシア・エルミタージュ音楽交流祭、 フィリピン・セブ島国際交流音楽祭、外務省・在オーストリア日本国大使館後援 Japan Cultural Festival2019ウィーン国立歌劇場 に参加。民謡はご家族の影響で始められ、物心がつく前から、民謡が身近なものだったそうです。三味線は、あこがれていたそうですが、民謡に専念してほしいという師匠の意向で、習い始めたのは小学校5年生からとなったそうです。中学 3 年から去年までお休みしていたが、自粛期間で時間ができたため、稽古を再開し来年の大会出場に向けて準備されています。
(演奏曲)ソーラン節、三味線津軽じょんがら節
幼児教育コースでは教育実習は3年生の時に行います。そこで、2年生は毎年、第2大麻こども園の協力を得ながら、教育実習のための準備をするために「導入実習」というものを行っています。写真は2日目です。
近江園長先生は大学でも講義を担当していただいています。その近江先生が、学生たちが素晴らしいと何度も話してくださいました。話を真剣に聴くその眼差しがいいのです。また、保育の様子を記録する日誌も内容がしっかりしていて、子供のよさをしっかり見つける視点のよさがあるそうです。そして何より学ぼうと言う意欲に溢れているとのことでした。最後に「大学生に来てもらってよかったです」って話していただけました。ありがたいことです。
2021年10月23日(土)は、幼児教育コースの2年次生に実施している芸術鑑賞会がありました。
劇団四季ファミリーミュージカル「はじまりの樹の神話」には、昨年度、コロナ禍でやむなく中止となり鑑賞できなかった3年次生も参加することができました。観客を圧倒する表現とメッセージ性の高いステージに涙し、割れんばかりの拍手を送る学生たちの姿を見て、この豊かな感性を大事に育てたいと改めて思いました。劇団四季の方々にも感染症対策を含め、大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。
2年次生から、この経験をこれからに生かしたいとの嬉しい感想が寄せられましたので、ご紹介します。
(伏見 千悦子)
この写真は、初等教育コースの3年生が4年生のときに行う特別支援学校での教育実習に向けて準備をしているところです。
「特別支援教育実習事前指導」という講義があり、その講義の中で、教育実習での授業を想定して「模擬授業」をします。そのために必要な教材をつくっています。
この教室は学生が自由に使えるようになっています。それができるのは学生の意識が高いからです。
真剣に準備している姿は素晴らしいです。これからが楽しみになってきます。
幼稚園の「教育実習報告会」がありました。コロナ禍での準備で難しさがあった教育実習ではありましたが、3年生の発表の様子から本当にたくさんのことを学んできているのだと実感させられました。
また来年教育実習に行く後輩へのメッセージも自分の失敗談をまとめながら、あるいは、ポイントをしぼってというように、それぞれが誠実に心から後輩に伝えようとしていました。 2年生と3年生が同じ空間で90分以上話を真剣に聞き続けていました。その眼差しから、幼児教育コースの学生たちの素晴らしさを感じました。
10月23日、北翔大学幼児教育コースでは恒例の芸術鑑賞会に行ってきました。教育を担う人たちの感性を磨くためにも、優れたホンモノに触れることが、大切と考えて取り組んでいます。
幼児教育コースの保育実習Ⅲ(施設)の巡回指導でのひとコマです。広い公園が隣接する八軒児童会館の敷地内には、職員の方と子どもたちが育てた野菜が実っていました。
造形表現が得意な実習生が作った壁面装飾と、学生からのメッセージを紹介します。
(伏見 千悦子)
教育学科幼児教育コースの卒業研究の中で絵本制作に取り組んでいる加藤さん、そのイラストレーションのあまりの素晴らしさに驚きました。初めてみた森の絵は、どこかのイラストレーターの絵を取り入れたと思っていたのです。(失礼!)
タブレットも無料のアプリでレイヤーなどの機能も駆使しながら、取り組んでいます。でも大切なのはなぜ、この研究に取り組んだかというねらいですが、そのねらいも明確です。
(山崎正明)
そこで、加藤さんの取り組みを聞かせてもらうことにしました。
日本の教育は「学習指導要領」をもとに行われています。その学習指導要領について、文部科学省が動画で説明しています。教育学科の学生は必読ですが、実はこのビデオ、文部科学省は、保護者のみなさんにも理解を得ようとしてつくっているものなのです。
幼児教育コースでは、より良い保育者になるために感性を磨くために、総合芸術ともいえるミュージカルに触れています。今年は2年生の他、昨年コロナ禍で鑑賞できなかった3年生も。
【杉浦ゼミ・専門演習Ⅱ「教育実習報告会」】
杉浦ゼミでは、今年度4名の学生が小学校での教育実習を行いました。
他2名の学生は編入学生で来年度に小学校での教育実習を行う予定です。
4週間の教育実習を行った4名の学生から、それぞれの教育実習での様子(授業や子どもの様子、小学校全般のこと)を話し、また気になったことなどを質問し合いながら、「教育実習報告会」を行いました。
大学での実践的な学びを生かした教育実習を通して、教育に対する見方や考え方がさらに深まり、大きく成長した学生の姿を見ることができました。
学校現場の先生方の温かいご指導に大変感謝申し上げます。
今後は、大学での学びを通して、学校現場で即戦力となる教員としての資質・能力を育むことができるよう、学生同士が切磋琢磨し、努力していきたいと考えています。
(杉浦 勉)
「図画工作指導法Ⅰ」は久々の対面授業でした。美術教育の中ではモダンテクニックという方法ですが、技法名にとらわれず、色や形や材料の面白さを探究的に学ぶというものです。学生たちは様々なことを試しながら、目の前で生まれる様々な色や形を見て、本当に楽しそうにしていました。こんな豊かな感性を持った学生たちなら子供たちとともに良い授業を作っていってくれるだろうと感じました。
こうした、楽しい授業が生まれる背景には学生たちのあたたかな雰囲気があるからです。
(山崎正明)
北翔大学では「准学校心理士」の資格がとれます!今年も初等教育コースの学生が3名合格しています。北翔大学の窓口は三浦先生です。来年の受験したい人は、ポスターの資格申請を満たしているかを確認してください。なお、「学校」となっていますいが、幼児教育コースの学生も取得可能です。
教育実習は3年生で行います。教育実習ではこれまでの学びの成果を存分に発揮させてくれることでしょう。なお「教育実習」に向けての特別の講義もあります。それが、「教育実習事前指導」と言う講義です。それぞれコース別に講義を持ちます。
写真は幼児教育コースの様子ですが、幼稚園・子ども園などで日常的に取り組まれていることも取り入れながら実践的な学びが生まれるようにしています。学生たちはとても意欲的です。これからの伸びが楽しみです。
幼児教育コース3年 小澤 可歩
私は滝川幼稚園で3週間実習をさせていただきました。今回の実習を通して沢山のことを学ぶことが出来ました。
初めの1週間の見学実習では、年少・年中・年長に入らせていただき、年齢に応じた保育者の関わり方を比較しながら学びました。子どもたちがどの程度自分で出来るのかがわからずつい手伝いすぎてしまうことがあり、実習指導の先生に「自分でできるのでやらせてください」と見守るよう教えていただきました。援助が必要な子どもももちろんいるのですが、基本的には子どもたちが自分でやる、出来ないことは子ども同士で助け合う、子どもたちが成長できるような言葉がけや関わりが大切だと言うことを学びました。
2週間目からは年長クラスに入らせていただき、部分実習と完全実習をさせていただきました。普段の生活で子どもたちは話を聞く場面では集中出来たり、次の活動に向けた準備や片付けなどもスムーズに行えたりしている印象でした。しかし、実際に自分が先生となって子どもたちに話をしたりする時にはなかなか集中させたり静かな場面を作るのがとても難しく感じました。そのとき、「活動と活動の間の時間に少しでも子どもが飽きてだれてしまう時間を無くすことができれば、子どもはその後も集中することが出来るよ」と先生からアドバイスをいただき、完全実習ではそれを意識して行うことができました。反省としては、教材選びが不十分で朝の製作で作ったおもちゃでうまく遊べなかったことがあり、改めて事前に準備したり、もしこれが駄目だったりしたらこうしようというような案を用意しておくことがとても大事だと思いました。
今回の実習を通して、先生の言葉がけや子どもへの関わりを見て良いところを吸収できてとても勉強になりました。また、絵本の読み聞かせや手遊びなどは、ちょっとした時間に行うことで子どもは喜んで取り組み、子どもとの距離を縮められると思いました。実習は大変だったり試行錯誤の毎日だったりしたけれど、子どもと遊ぶことがなにより楽しくてとても充実した3週間を過ごすことができました。学んだことをこれからに活かしていけるようもっと勉強して良い保育者になれるよう頑張りたいです。
幼児教育コースの伏見先生が学生と一緒に「新さっぽろ幼稚園」に研修に行くと、幼稚園教諭3年目の山岸みなみさんが迎えてくれました。園長先生からは、子ども一人一人の思いをとっても大切にしてくれる先生です、って絶賛していただいています。ありがたいことです。
山岸さんに大学生のみなさんに向けてメッセージをいただきました。
「幼稚園教諭3年目になりました。初めはわからないことだらけで悩むこともありましたが、そんな時には先輩の先生方だけでなく、子どもたちも助けてくれました。この仕事はもちろん大変なことも多いですが、子どもと一緒になってはしゃいだり笑ったりできて、他の仕事では味わうことのない楽しさややりがいがあると思います。コロナ禍で人との関わりが減ってしまったり大学が遠隔講義になったりなど、大変だと思いますが夢に向かって頑張ってください!」
入学してすぐに遠隔授業になってしまった1年生は大変なことが多いはずです。
そんな中ですので、特別の講義を設定しました。次のような呼びかけをして、1年生同士がオンラインで幼児教育や自分のことを話す機会をつくり、互いを理解していく場をつくるようにしました。
「1年生のみなさんには自分のことを紹介しつつ幼児教育に関わることへの夢を語っていただきたいと思います。なぜ、幼児教育を目指すことにしたのか、これまでの講義で印象に残ったこと、大学ではこんなことを学びたい、あるいはこんな保育士、先生になってみたいとか幼児教育に関わることであれば何でもかまいません。
様々な考え方に触れながら、みなさん、一人一人が改めて幼児教育について考える機会になればと考えて企画しました。」
1年生のみなさんの発表の素晴らしかったこと!より良いものを生み出していこうとする真摯な姿に心動かされました。幼児教育コースの教員全員で、発表会が終わった後も、学生がいかに素晴らしかったかについて話し、これからのことを語りあいました。そしてこのコロナ禍においても、前向きに学ぼうとしている北翔大学の学生たちを誇りに思います。私たちも教員ももっともっとよよい大学教育をしていきます。
保護者のみなさん、高校の先生方にお見せしたかったほどです。しっかり夢を持って学んでいます。
幼児教育コース 岡・工藤・澤田・伏見・山崎
(写真は2019年の野外研修の様子です。昨年は中止でしたが、後期に企画している研修が予定通りできますように!)
7月8日 室蘭東翔高等学校のみなさんが北翔大学 教育学科・芸術学科・心理カウンセリング学科の講義を受けてくれました。
高校生の学びとしては「上級学校を知る」ということでしたので、多くの模擬授業を設定させていただきました。意欲的な高校生に接することも大学教員の喜びでもあります。
(写真掲載については室蘭東翔高等学校さんの了解をえています。)